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2017年1月

漢方薬の簡易懸濁法の実施に向けた検討

薬事新報
  • 比知屋 寛之
  • ,
  • 川崎 奏
  • ,
  • 大重 吉俊
  • ,
  • 名倉 弘哲

2975
開始ページ
25
終了ページ
29
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)薬事新報社

漢方薬の蒸留水への崩壊懸濁性、経管チューブの通過性及び崩壊懸濁液の液性(pH)について検討した。簡易懸濁法の適否不明な漢方薬19品目を対象とした。六君子湯を含む19品目の全ての漢方薬が崩壊懸濁し、経管栄養チューブを通過した。しかし、麦門冬湯の崩壊懸濁液は粘性が高く、通過性試験時に用いるシリンジの内圧が上昇する傾向があった。また、大黄甘草湯の通過性試験時の洗浄水は多めの蒸留水を用いる必要があった。全ての漢方薬のpH値は3.77〜6.24の範囲(酸性)であった。

ID情報
  • ISSN : 0289-3290
  • 医中誌Web ID : 2017054520

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