2019年4月 - 2022年3月
血糖・血圧・脂質の蓄積・変動効果を基にした糖尿病合併症発症予測モデルの構築と応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、メタボリックメモリーの観点から糖尿病合併症発症に関わる因子について検討し、以下の知見を得た。
1).持続的な高血糖状態をHbA1c曲線下面積で表現し、その増加が腎機能低下に関係することを明らかにすることで、糖尿病患者では曝露された高血糖の程度や期間の重要性を示した。2).HbA1c変動の指標として「HbA1c-時間曲線下面積(HbA1c-AUC)」を新たに考案し、HbA1c-AUCが、平均HbA1c値と独立して2型糖尿病患者の微量アルブミン尿発現に関係することを明らかにした。また、HbA1c変動が大きい患者の血清アルブミン酸化度は高く、酸化ストレス状態が関係していることを示唆した。
1).持続的な高血糖状態をHbA1c曲線下面積で表現し、その増加が腎機能低下に関係することを明らかにすることで、糖尿病患者では曝露された高血糖の程度や期間の重要性を示した。2).HbA1c変動の指標として「HbA1c-時間曲線下面積(HbA1c-AUC)」を新たに考案し、HbA1c-AUCが、平均HbA1c値と独立して2型糖尿病患者の微量アルブミン尿発現に関係することを明らかにした。また、HbA1c変動が大きい患者の血清アルブミン酸化度は高く、酸化ストレス状態が関係していることを示唆した。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K07166
- 体系的課題番号 : JP19K07166