2018年8月
生活科教育と理科教育との関連性に関する一考察
武蔵野教育学論集
- 巻
- 号
- 第2号
- 開始ページ
- 39
- 終了ページ
- 45
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
教科「生活科」は創設時から理科的な体験活動が不十分であり、児童の幅広い興味・関心に応じた理科的な内容を増やすべきとの議論があり、前回の平成20年度学習指導要領改訂の際には教育課程部会内で理科的な内容の充実に向けた意見が多く出されていた。<br />
学習指導要領の改訂期にあたり、生活科の誕生以来の経緯と生活科の学びにおける理科の学習との関連に関する内容を考察するとともに、平成29年度告示の学習指導要領における生活科の学習活動における理科につながる活動を分析した。<br />
自然への親しみや具体的な活動を通して事象の違いや面白さに気付く活動、飼育・栽培活動を通した生命観や自然愛護の育成、根拠をもったものの見方、考え方の育成など、理科教育で求める主体的な問題解決能力の育成につながる共通性や類似性を指摘し、生活科の充実を通して理科の学習の充実につなげていくことの大切さを論じている。<br />
学習指導要領の改訂期にあたり、生活科の誕生以来の経緯と生活科の学びにおける理科の学習との関連に関する内容を考察するとともに、平成29年度告示の学習指導要領における生活科の学習活動における理科につながる活動を分析した。<br />
自然への親しみや具体的な活動を通して事象の違いや面白さに気付く活動、飼育・栽培活動を通した生命観や自然愛護の育成、根拠をもったものの見方、考え方の育成など、理科教育で求める主体的な問題解決能力の育成につながる共通性や類似性を指摘し、生活科の充実を通して理科の学習の充実につなげていくことの大切さを論じている。<br />