令和3年度利用者満足度調査結果 公開のお知らせ
令和3年度の利用者満足度調査結果を公開いたしました。
結果は、「利用者満足度調査結果」をご覧ください。
詳細は、「令和3年度利用者満足度調査結果 公開のお知らせ」をご覧ください。
CiNiiを情報源としたAI処理再開のお知らせ
2021年10月28日から停止していたCiNii(CiNii Research)を情報源としたAI処理(業績の追加・更新)を2022年6月27日に再開いたします。
詳しくは、「研究者のみなさまへ」をご覧ください。
メンテナンス完了のお知らせ
以下日時にて、システムメンテナンスを実施しました。
日時:2022年06月16日(木) 10:00~17:45
実施内容については、更新内容をご覧ください。
プレスリリースはresearchmapのアカウントを持つ研究者やデータ交換担当者が投稿出来ます。
投稿方法はマニュアルをご覧ください。
画期的な水分解光触媒の理論的提案:リン化ホウ素の単原子層膜
06/20
化石燃料や原子力エネルギーに代わる、クリーンでサスティナブルなエネルギー資源として、水分解光触媒を用いた水素生成が注目されています。光触媒とは、光を当てるだけで、水を水素と酸素に分解することのできる物質です。光触媒を用いた水素生成システムは、太陽電池や風力発電などと電気分解を結合したシステムよりも、はるかにシンプルで、安価であり、そして、大規模な展開が容易です。しかし、現状では、光触媒による水素生成は、エネルギー効率が良くありません。 東京都立産業技術高等専門学校の鈴木達夫准教授は、HSE06汎関数を用いた大規模かつ高精度な密度汎関数計算を実施することで、安定な高効率の光触媒として、リン化ホウ素(boron phosphide)の単原子層膜が有力であることを発見しました。リン化ホウ素の単原子層膜は、約1.4eVのエネルギーギャップの直接遷移型半導体であり、約890nm未満の波長の太...
新型コロナウイルスの新たな細胞侵入経路とその阻害薬の発見 ~COVID-19の複雑な病態解明・治療薬開発に期待~
06/16
1.発表者:
山本 瑞生 (東京大学医科学研究所 附属アジア感染症研究拠点 特任講師)
合田 仁 (東京大学医科学研究所 附属アジア感染症研究拠点 特任准教授)
越川 直彦 (東京工業大学生命理工学院 健康医療科学分野 教授)
清木 元治 (東京大学名誉教授)
仙波 憲太郎(早稲田大学先進理工学部 生命医科学科 教授)
秋山 徹 (東京大学定量生命科学研究所 分子情報研究分野 特任教授)
川口 寧 (東京大学医科学研究所 附属アジア感染症研究拠点 拠点長/
感染・免疫部門 ウイルス病態制御分野 教授)
井上 純一郎(東京大学名誉教授、特命教授)
2.発表のポイント:
◆ 新型コロナウイルスが、メタロプロテアーゼ(注1)というタンパク質分解酵素を利用して細胞に感染することを明らかにするとともに、安全性が確認されている複数の薬剤がこの感染を効果的に阻害することを見出した。
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研究情報基盤サービスresearchmapの研究開発で文部科学大臣表彰・科学技術賞(科学技術振興部門)を受賞
05/16
文部科学省が4月8日(金)に発表した「令和4年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰」において、「研究者の業績管理を効率化する研究情報基盤サービスの振興」の業績により、新井紀子 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII教授)、舛川竜治(NII特任研究員)、宮下洋( ユニアデックス株式会社)によるグループが「科学技術賞(科学技術振興部門)」を受賞しました。
新井教授らのチームは、日本の科学技術学術情報を機械可読な構造化された情報として、研究者・大学のみならず広く世界に発信するプラットフォームResearchmapを他国に先駆けて2009年に提供を開始しました。その後2011年に研究者情報登録の効率化による情報の有用性や利用者の利便性を向上するため、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が開発・提供してきたReaDと統合しresearchmapとして本格運用が始まりました。202...
電流中の“スピン”の制御により水電解の効率化を実現
05/02
~水素エネルギーによる持続可能な社会へ大きく貢献~
京都大学 大学院工学研究科の須田 理行 准教授、辺 智芸 同博士課程学生、筒井 祐介 同助教、関 修平 同教授、加藤 研一 同助教、生越 友樹 同教授らの研究グループは、二硫化モリブデン(MoS2)と呼ばれる層状化合物の層間にキラル分子を挿入した新奇な化合物である「キラルMoS2」が、電流中のスピンの向きを同方向に揃える性質を持つことを明らかにしました。また、同化合物を水の電気分解(水電解)における電極材料として用いると、スピンの向きが揃った電流の効果によって、酸素発生効率が大きく向上することを見いだしました。
電流を担う電子の1つ1つは、スピンと呼ばれるミクロな磁石としての性質を持っていますが、通常はそれぞれのスピンの向きがバラバラなために磁石としての性質は全体として打ち消しあってしまい、電流中のこのミクロな性質が電気化学反応...
生物の耐熱性を支える「錠前」の発見
04/28
~可逆的なリン酸化修飾がRNAを安定化する~
<ポイント>
たんぱく質はリン酸化と脱リン酸化によってその機能や細胞内における局在がダイナミックに制御されている。本研究は、たんぱく合成のアダプター分子であるtRNAにおいて可逆的なリン酸化修飾(2′リン酸化ウリジン,Up修飾)を発見した。Up修飾はtRNAに耐熱性やRNA分解酵素に対する耐性を与えることで、生物の耐熱性に寄与することを明らかにした。
tRNAのX線結晶構造解析から、Up修飾は準安定なtRNAの立体構造を許容することでtRNAの熱変性を防ぐという、RNA修飾が担う新しい機能を提唱した。
Up修飾を導入する酵素(ArkI)およびUp修飾を脱リン酸化する酵素(KptA)を同定し、Up修飾が可逆的であることを示した。Up修飾の可逆性は環境変化に応じてtRNAの構造と機能を調節することで生物の生存に寄与していると考えられる。
本研...
北海道のアカエゾマツをとことん活用【ローカルSDGs~身近な魅力を再発見~】
07/06
アカエゾマツは北海道を代表する針葉樹の一種。過酷な環境下でも生育し、1年中葉が落ちないため、防風林や防霧林として多く植栽されてきた。その一方で成長が遅く建材としては使いにくいため、健全な森林管理が難しく、手入れ不足の森 […]
ネコがマタタビをなめ、かむのは、防虫効果を高めるため 岩手大など
07/05
ネコがマタタビの葉をなめたりかんだりすることで、蚊を遠ざけるマタタビの性質を強め、しかも同時にネコ自身をマタタビにより強く反応させることが分かった、と岩手大学など日英の研究グループが発表した。成果は身近な動物の行動の謎 […]
新型コロナまた増加傾向 オミ株「BA.5」拡大で第7波警戒
07/04
減少傾向がしばらく続いていた新型コロナウイルス感染症の新規感染者が、再び全国的に増加傾向をみせている。厚生労働省に対策を助言する専門家組織は6月30日の会合で、オミクロン株の新たな派生型「BA.5」が増加要因になる可能 […]
あたかも「3本の矢」、遺伝子変異が重なりイネの栽培が可能に 神戸大など解明
06/30
野生イネに3つの遺伝子変異がそろって起きると種子(米)が落ちにくくなり、そのおかげで米を収穫するための栽培化が可能になった、と神戸大学などの国際共同研究グループが発表した。日本のほかアジアの多くの国でも主食になっている […]
科学と連携し「問題の社会化」を意図的に起こす― 工藤啓さん《人社連続インタビュー》
06/29
自然科学と人文・社会科学の知の融合(=総合知)による社会課題解決や新たな社会設計への期待を受けた、人文・社会科学系有識者への連続インタビュー企画。 4回目は、ニート・ひきこもりの若者やその家族などへの支援を行う「認定 […]