2001年12月
波面計測による強励起イッテルビウムガラスの熱レンズ効果の時間変化
Journal of Nuclear Science and Technology
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- 巻
- 38
- 号
- 12
- 開始ページ
- 1043
- 終了ページ
- 1047
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3327/jnst.38.1043
- 出版者・発行元
- Atomic Energy Society of Japan
小型高効率レーザー開発のために熱レンズ計測を行った。レーザー媒質には高い飽和フルエンス特性をもつイッテルビウム含有リン酸ガラスを使用した。強励起光源には開発したフラッシュランプ励起フリーランニングチタンサファイアレーザーを応用した。ガラス表面での励起強度は800kW/cm$^{2}$を超え、半導体レーザー歴の模擬照射に十分な強度を得た。Shack-Hartmann型の波面計測センサーを発展させ、強励起したイッテルビウム発振器の熱レンズ効果測定に適用した。強励起したイッテルビウムガラスの透過波面を100Hzの高繰り返しで計測し、この波面をZernike係数に展開した。冷却過程においてフォーカス成分の冷却特性は非定常1次元熱伝導方程式の予測と一致し、熱レンズ効果の時間変化を明らかにすることができた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3327/jnst.38.1043
- ISSN : 0022-3131
- CiNii Articles ID : 10007502749
- CiNii Books ID : AA00703720