2011年
2種類の潜熱蓄熱物質による混合材料の融解特性
熱物性
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- 巻
- 25
- 号
- 3
- 開始ページ
- 136
- 終了ページ
- 142
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2963/jjtp.25.136
- 出版者・発行元
- JAPAN SOCIETY OF THERMOPHYSICAL PROPERTIES
本研究では,工場から出る100℃〜250℃の中間温度域の廃熱を利用するため,潜熱蓄熱システムで利用可能な相変化物質としてエリスリトールとマンニトール,およびこれらの混合物の基礎的融解特性に関する実験を行った.エリスリトールとマンニトールの融点,混合物の融解ピーク温度および潜熱量をDSCで測定し,さらに試験管に入れた試料の融解挙動をデジタルカメラで観察した.その結果1)混合物のマンニトール含有量が10〜40mass%と50〜65mass%,および70〜90mass%の時にそれぞれ1ヶ所,3ヶ所,2ヶ所の融解ピーク温度が現れることを確認した.2)混合物の基礎的融解挙動観察では,凝固融解の繰り返しによって挙動が変化しないこと,固相と液相の密度差が融解挙動に影響を与えることを確認した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2963/jjtp.25.136
- ISSN : 0913-946X
- CiNii Articles ID : 10029335752
- CiNii Books ID : AN10064743