1997年
形状安定化処理パラフィン潜熱蓄熱材を用いた流動層型潜熱蓄熱に関する研究(第1報流動層型潜熱蓄熱槽の流動および蓄熱特性)
空気調和・衛生工学会論文集
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- 巻
- 22
- 号
- 66
- 開始ページ
- 77
- 終了ページ
- 86
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18948/shase.22.66_77
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
新たな潜熱蓄熱システムの構築を目的として,ペレット状の形状安定化処理パラフィン潜熱蓄熱材を充てんした流動層型潜熱蓄熱槽内の蓄熱材粒子の流動,および蓄熱特性についての実験的研究を行った.ペレット状の形状安定化潜熱蓄熱材は,固-液相変化潜熱蓄熱材(パラフィン)と,結晶性樹脂であるポリエチレンの混合物で,潜熱蓄熱材が融解してもその形状は固相の状態を保つものである.本研究では,熱媒体として空気,そして潜熱蓄熱材としてペレット状形状安定化処理パラフィン潜熱蓄熱材を用いた流動層型の潜熱蓄熱法を提案し,その流動および蓄熱挙動に及ぼす空気速度や温度など各因子の影響について固定充てん層型の潜熱蓄熱槽の場合と比較検討した.その結果,本流動層型潜熱蓄熱槽では,固定層型の場合に比較し同一送風動力下での潜熱蓄熱完了時間が大きく短縮されることが明らかとなり,さらに蓄熱完了時間に関する無次元整理式を導出した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.18948/shase.22.66_77
- ISSN : 0385-275X
- CiNii Articles ID : 110007996248
- CiNii Books ID : AN00065706