化石海水分布の把握を目的としたMT法による三次元比抵抗分布
日本地球惑星科学連合2021年大会(JpGU 2021)
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 開催年月日
- 2021年5月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 横浜(online)
- 国・地域
- 日本
幌延地域を対象として化石海水の三次元分布を調査・評価する技術の高度化を目的とした電磁探査を実施した。本発表では、電磁探査の結果を速報として示す。電磁探査は、幌延深地層研究センターを中心とした3km四方を調査範囲とし、調査範囲内に60点の測定点を設定した。各測定点においてMT(Magnetotelluric)法データを取得し、三次元インバージョン解析により比抵抗分布を推定した。その結果、主に泥岩・頁岩などの岩石が分布する調査範囲は、全体的に低比抵抗であり、地質構造と調和した比抵抗分布が認められた。本研究は、経済産業省資源エネルギー庁委託事業「令和2年度高レベル放射性廃棄物等の地層処分に関する技術開発事業(岩盤中地下水流動評価技術高度化開発)」の一環として実施したものである。