基本情報

所属
京都大学 霊長類研究所 教授
学位
理学博士(九州大学)

J-GLOBAL ID
200901018535511610

ヒトへの進化の観点から、遺伝子およびゲノムに関して、構造や機
能の変化の研究を行っています。

主な対象は、
 類人猿(チンパンジー、ゴリラ、テナガザルなど)
 旧世界ザル(アカゲザル、マントヒヒ、ミドリザルなど)
 新世界ザル(マーモセット、リスザル、ヨザルなど)
です。必要に応じ、
 モデル生物(マウス・ニワトリ・メダカなど)
 野生動物
も、調べます。

最近の個別の研究テーマは、

【ヒトの染色体】ヒト科の共通祖先には、染色体端部に大きな反復
 配列があった。これがヒトでは消失し、チンパンジーやゴリラに
 は残っている。
→ヒトでなぜ消えたのか?

【夜行性】中南米の森に棲むヨザル(夜猿)は、昼行性から夜行
 性に移行した。移行に伴い、視細胞の中に微小レンズを獲得し、
 夜間視力が向上した。
→獲得はどのような経過で進行したか?
→他の霊長類(たとえばヒト)でもこれが起こり得るか?

【眼の進化】網膜にある視細胞は細長く、いちばん奥で光を感じる。
 光は、そこに到達する前に、細胞核を通過する。通過は無駄な散
 乱をもたらすはずで、不合理な構造といえる。
→脊椎動物の祖先が眼を獲得したときの環境を考慮すると、これは
 むしろ合理的。この考えは正しいか?

【都市への適応】タヌキの自然集団では、アルビノ体色をもたらす
 変異の頻度が高いようである。
→野生動物では一般に、アルビノ表現型は生存に不利となる面が多
 い。タヌキは都市環境への適応が進んおり、これが選択圧の軽減
 につながっているのか?

【稲作の影響】弥生人が約3千年前から、稲作を日本列島に広めた。
 メダカがこれに伴って日本列島に広がったとする説がある。
→この説は正しいか?

【生存戦略】正しいとしても、メダカは淡水魚であるため、別の水
 系に自力では移動できないはず。
→卵が付いた水草を水鳥が運ぶ(つまり、メダカは空を飛ぶ)の
 ではないか?
→水面近くで活動するのと、卵に長い付着糸があるのは、分布を
 広げるための戦略か?


論文

  72

講演・口頭発表等

  33

MISC

  44

共同研究・競争的資金等の研究課題

  12