基本情報

所属
日本大学 危機管理学部 危機管理学科 教授

J-GLOBAL ID
201501005860995504
researchmap会員ID
B000248235

戦前の日本では、一時「近代の超克」という概念が論じられました。言いかえれば、明治以来の日本の資本主義化(経済)・帝国主義化(政治)・自然主義(文学)といった「近代化」は、はたして正しかったのかが問われていたのです。 様々な分野の学者が、近代化の諸問題を解決するために議論をした。それが「近代の超克」です。彼らの提案した時代への処方箋はどんな特徴があったのか。そもそも彼らの時代診察=近代化理解は正しかったのか――これが私の研究の屋台骨になります。 以上をふまえ、研究は近代日本の思想家を複数取り上げ、テキストを読み込む作業を通じて、①彼らの時代理解、近代化理解を明らかにする。②彼らの時代への処方箋の特徴を 明らかにし、その可能性と限界を指摘する。以上二点になります。 研究対象は幅広く、問題意識の中心は変えないことがモットーです。

MISC

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書籍等出版物

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所属学協会

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