常磁性状態のGdのバーネット効果
2015年(平成27年)第62回応用物理学会春季学術講演会
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- 開催年月日
- 2015年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 平塚
- 国・地域
- 日本
バーネット効果は、回転によって磁性体が磁化する現象である。この電子スピン由来のバーネット効果は回転速度に対する磁性体の磁化を調べることで観測されたものであるが、磁化が大きく測定が容易な強磁性のバーネット効果のみが報告されており、常磁性については報告が見当たらない。そこで、我々は磁気転移温度が常温近傍のガドリニウム(Tc: 292.5$\pm$0.5K)に関して、常磁性状態の温度域でバーネット効果の測定を試みた。試料をエア駆動方式の回転システムで回転させ、回転中の試料が作る磁界をフラックスゲートセンサでその場測定することで回転に対する試料の磁化変化を調べ、試料の磁化が回転速度に比例すること、すなわち常磁性状態でのバーネット効果を確認した。