2019年3月20日
ESD的視点の育成を意識した気候と文化理解教育との連携 : 北欧の気候と季節感を例とする大学での授業実践の報告
岡山大学教師教育開発センター紀要
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- 巻
- 号
- 9
- 開始ページ
- 183
- 終了ページ
- 198
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18926/CTED/56551
- 出版者・発行元
- 岡山大学教師教育開発センター
ESD的視点を育むための学際的な指導法開発へ向けて,北欧の夏の気候と季節サイクルを中心に日々の気温の変動幅にも注目した気候背景を解析するとともに,大学での授業実践結果を分析した。北欧の冬には,平均気温だけでなく極端な低温日の気温もドイツより更に低く,極端な低温日は4月初め頃まで出現する。また,夏至〜7月一杯までが気温のピークで,その後は急降温する。授業では,絵画作品の鑑賞や,伝統的な季節の行事やくらしについての映像の視聴,伝承曲の鑑賞を行ない,夏至祭をテーマとする音楽や美術の表現活動を行った。音楽の創作活動では小物の打楽器類などを用いた。表現活動を通して,季節の特徴や移り変わり,人々の生活,気持ちなどへの自分の注目点を意識することにより,そこに住む人々の季節感と自分の感じ方とに繋がりを得る機会になったと考えられる。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.18926/CTED/56551
- ISSN : 2186-1323
- CiNii Articles ID : 120006594682