2019年4月 - 2022年3月
配偶者や重要他者との死別体験後、後期高齢者がより良く生きるための支援策の策定
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は、心身の老いを自覚し、死を意識しながら生きる後期高齢者が、配偶者や重要他者との死別体験後もよりよく生きるためには、どのような支援を必要としているのかを明らかにするため、インタビュー調査を行い、得られたデータを分析する質的研究である。
そこで、①配偶者や重要他者との死別後、在宅で独りで暮らす後期高齢者がどのような思いで暮らしているのか、②独り暮らしの後期高齢者が配偶者や重要他者との死別後、死別の苦悩を乗り越えるために、どのような支援を必要としていたのか、③在宅で独り暮らしの後期高齢者は、配偶者や重要他者との死別後、人生の終盤をどのように過ごしたいのか、そのためにはどのような支援が必要かを明らかにするため、インタビュー調査を実施している。
2021年度は研究計画にあげている事例数の確保のため、これまで研究協力の得られた協力者に頻回に連絡し、ヒューマンネットワークによる紹介依頼と、社会福祉協議会に所属していた知人を通した依頼を、2022年3月末まで行っていた。マスク及びフェイスシールドの着用と消毒等の使用による感染予防方法を徹底することを説明したが、新型コロナ感染症の高齢者の不安を払拭することはできず、依頼を受ける研究協力者が得られず、研究計画書立案時のインタビュー調査予定事例数に至らなかった。
上記のようにインタビュー調査のための研究協力者を得るために紛争しながら、現在、収集している事例の分析を行っていた。
そこで、①配偶者や重要他者との死別後、在宅で独りで暮らす後期高齢者がどのような思いで暮らしているのか、②独り暮らしの後期高齢者が配偶者や重要他者との死別後、死別の苦悩を乗り越えるために、どのような支援を必要としていたのか、③在宅で独り暮らしの後期高齢者は、配偶者や重要他者との死別後、人生の終盤をどのように過ごしたいのか、そのためにはどのような支援が必要かを明らかにするため、インタビュー調査を実施している。
2021年度は研究計画にあげている事例数の確保のため、これまで研究協力の得られた協力者に頻回に連絡し、ヒューマンネットワークによる紹介依頼と、社会福祉協議会に所属していた知人を通した依頼を、2022年3月末まで行っていた。マスク及びフェイスシールドの着用と消毒等の使用による感染予防方法を徹底することを説明したが、新型コロナ感染症の高齢者の不安を払拭することはできず、依頼を受ける研究協力者が得られず、研究計画書立案時のインタビュー調査予定事例数に至らなかった。
上記のようにインタビュー調査のための研究協力者を得るために紛争しながら、現在、収集している事例の分析を行っていた。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K11292
- 体系的課題番号 : JP19K11292