共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2019年3月

「マタニティ・ハラスメント」の原因と被害者のキャリア形成への影響

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
15K01931
体系的番号
JP15K01931
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

どのような属性を持つ女性がマタニティーハラスメントに遭いやすいかについて、独自に収集したデータに基づいて分析した。その結果、正社員であること、学歴が低いこと、勤続年数が短いこと、残業が多い職場で働いていること、職務範囲が明確でない職場で働いていることなどが、マタハラの被害確率を高めていることが明らかになった。さらに、正社員の方が非正社員よりマタハラに遭いやすいのは、全社がより残業の多い職場で働いていることが、主な要因であることが明らかになった。
研究結果より、残業時間を減らすこと、職務範囲を明確にすることがマタハラ対策として重要であることを指摘した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15K01931
ID情報
  • 課題番号 : 15K01931
  • 体系的番号 : JP15K01931