講演・口頭発表等

SA解析コードSAMPSONによる化学吸着実験の評価

日本原子力学会2021年秋の大会
  • 唐澤 英年
  • ,
  • 三輪 周平
  • ,
  • 鈴木 恵理子
  • ,
  • 中島 邦久
  • ,
  • 木野 千晶*

開催年月日
2021年9月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
札幌(online)
国・地域
日本

SUS材へのCsOH化学吸着に及ぼす温度の効果を調べるため、実験と解析を行った。実験は、温度勾配管のあるTeRRa実験装置を用い、700$^{\circ}$Cで発生させたCsOH蒸気を、1000$^{\circ}$Cから200$^{\circ}$Cの温度勾配管に流入させた。SUS試験片の化学分析から化学吸着量を求めた。解析は、SA解析コードSAMPSONの熱水力モジュール(THA)とFP移行解析モジュール(FPTA)を用い、THAにより1000$^{\circ}$Cから200$^{\circ}$Cの温度勾配管内のガス温度分布と、その温度分布を用いたFPTAによる化学吸着量を計算した。解析により、化学吸着量を実験誤差範囲内で再現できた。この結果から、解析に用いたモデル式の温度依存性の妥当性を確認できた。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5071980