2014年10月
放射性廃棄物概論; 施設の運転および廃止措置により発生する放射性廃棄物の対策,2; 放射性廃棄物の管理
日本原子力学会誌ATOMO$\Sigma$
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 56
- 号
- 10
- 開始ページ
- 656
- 終了ページ
- 660
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3327/jaesjb.56.10_656
- 出版者・発行元
- 日本原子力学会
一般に、「放射性廃棄物管理」という用語は、国際会議名等によく見られる"Waste Management"の意味で用いられることが多く、放射性廃棄物の発生から処分までが含まれる。本稿でいう「管理」とは、「処分前管理」のことであり、貯蔵や輸送段階での放射性廃棄物の取り扱いを容易にし、かつ、作業者および公衆の被ばくを最小化することを目的とした減容、固化、表面除染など、処分に至るまでの各段階で適切な管理が行われる、または計画されている。本稿では、放射性廃棄物の主な発生箇所として原子力発電所と再処理工場を取り上げ、低レベル放射性廃棄物と高レベル放射性廃棄物の発生と具体的な管理状況について解説することとし、放射性廃棄物の主要な発生箇所、ならびに、それらの貯蔵施設における管理状況、輸送の際の検査等の状況を中心に述べる。
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.3327/jaesjb.56.10_656
- ISSN : 1882-2606
- CiNii Articles ID : 40020227271
- CiNii Books ID : AN00188477