2012年4月 - 2015年3月
水田の生物がもたらす生態系サービスの賢い利用を導く技術と社会の総合研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
本研究は、人と自然が調和した共生によって水田の生物多様性を保全するための、学際的研究である。生物多様性が生態系サービスの基盤であることは、花粉媒介等について知られているが、水田生態系に関する研究は乏しい。本研究では、水生動物の存在が、土壌や水質の変化を通じて、稲収量に有効な場合もあることを明らかにした。ランドスケープスケールでの多様な生物撹乱が生物群集の組成や食物網構造に与える影響を調査することで、農法変化による生物多様性への影響を明らかにした。農地での生物多様性保全には、農家や消費者の認識や行動が重要であり、個人のリスク態度や社会関係資本と生物多様性に対する認知や行動との関係を明らかにした。
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- 課題番号 : 24241011
- 体系的課題番号 : JP24241011
この研究課題の成果一覧
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論文
3-
地域自然史と保全 35(1) 45-52 2013年6月 査読有り最終著者責任著者
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Diatom 29 42-47 2013年 査読有り筆頭著者責任著者
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日本生態学会誌 62(2) 167-177 2012年 査読有り
MISC
2-
海洋と生物 35(4) 426-432 2013年8月15日 最終著者
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海洋と生物 35(3) 215-221 2013年6月15日 招待有り
書籍等出版物
2-
京都大学学術出版会 2020年10月30日 (ISBN: 9784814002856)
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京都通信社 2015年3月 (ISBN: 9784903473543)