基本情報

所属
北海道大学 水産学部 教授
学位
博士(理学)(東京大学)

ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0001-5459-106X
J-GLOBAL ID
201301090636511285
researchmap会員ID
B000234542

外部リンク

1973年埼玉県出身。
海洋環境を調べる研究をしている。実習船や研究船で野外観測し、実験室にて分析する仕事である。北海道大学水産学部では、海洋生物科学科の教員として主に化学系の授業を受け持っている。


現在の主な研究テーマは、海洋植物が放出する有機ハロゲンガスの分布に関する研究である。最近は、マコンブ有機物の分解特性を調べている。


2006年頃までは、大気中の黄砂粒子の動態や海水への溶け具合、大気中粒子の水溶性イオン成分に挙動に関する研究を行っていた。とくに、粒子の粒径分布の特徴を解析するのが好きである。最近は、大気中粒子の仕事はしていないが、大気中オゾンと海水の反応で生成されるヨウ素化合物の研究も(学生任せで)やっている。

2019年度より、北海道大学の「バランスドオーシャン事業」(https://repun-app.fish.hokudai.ac.jp/)に携わっている。海の分野のオンライン教材を集積して、北大の学生や一般に提供するものである。LASBOS(Learning And Study by Balance de Ocean System)から、オンライン教材を公開している。かなりのコンテンツ数になってきた。SDGsとの関係を記述して、SDGsマッピングの機能を持たせるようにしている。SDGsを軸にして、教育や大学広報にも力を入れている。SDGsの授業では、学生グループ(チーム藻場)が藻場の大事さを訴えていた。これに触発されて、以下、大型藻類の研究に取り組み始めた。

2022年度より、函館市と北大院水産との共同プロジェクト、函館マリンカルチャープロジェクトにて、サーモン養殖とマコンブ養殖の環境調査を始めている。マコンブ養殖に関係して、マコンブのブルーカーボン効果を調べている。研究を始めたところ、明らかにしなくてはならないことが山ほどあることがわかった。これに真面目に取り組もう。流行りのブルーカーボンに便乗するわけではない。ブルーカーボン研究の問題点が見えてきたから、これを正しい方向に導きたいからである。

これまで大気、海水、堆積物と色々な研究テーマに取り組んできて、今は、サーモンやコンブである。目の前にある楽しいテーマがあれば、何でもよい。色々なリンクが見えてくるのが楽しいのである。

趣味は、函館にてゴーヤと椎茸を栽培すること。初夏(7月)の函館は涼しく、北海道の中でもゴーヤ栽培に不向きな場所である。函館の6-7月は親潮の影響で、平均気温が札幌より1℃ほど低い。この1℃の差がゴーヤには致命的である。函館では、ポットで発芽させ、6月中は毎晩家の中に入れ、7月はビニールチューブで育て、8月に大きく成育、9月にようやく収穫できる。2020年には、毎日6本、3か月間、ゴーヤを収穫した。大学内で、同僚教員や学生にゴーヤを配るのに忙しい。(一度でも、「ゴーヤ美味しい」と口を滑らせると、毎週のようにゴーヤが届けられるようになるので要注意)

当研究室では、海の研究をしたい学生を募集しています。研究室HPを見てください。
北大水産学部HPからリンクしています。


論文

  62

MISC

  23

講演・口頭発表等

  10

Works(作品等)

  105

共同研究・競争的資金等の研究課題

  9