共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2022年3月

矮化剤を利用した花弁複色模様の改変とそのメカニズムの解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究

課題番号
19K15835
体系的課題番号
JP19K15835
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
3,900,000円
(直接経費)
3,000,000円
(間接経費)
900,000円
資金種別
競争的資金

複色模様のペチュニアに,矮化剤(ジベレリン生合成阻害剤)の一種であるダミノジッドを処理すると花弁の白色部位が増加し,ジベレリン(GA)を処理すると赤色部位が増加することを明らかにした.ダミノジッド処理を行い,白色化したペチュニアでは,活性型GAを処理すると赤色部位が増加し模様が元に戻るが,非活性型GAを処理しても白色のままであった.さらに,複色模様の形成にはCHSの部分的なPTGSが関与していることが知られているが,ジベレリン処理によってCHSのsiRNAが減少し,PTGSが抑制されていることが示された.以上の結果から,ペチュニアの複色模様の形成にはGAが関与している可能性を見出した.

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K15835
ID情報
  • 課題番号 : 19K15835
  • 体系的課題番号 : JP19K15835