MISC

2010年10月

日本の高速増殖炉開発の意義と現状について

電気協会報
  • 川崎 弘嗣
  • ,
  • 青山 卓史
  • ,
  • 佐久間 祐一

1030
開始ページ
12
終了ページ
17
記述言語
日本語
掲載種別

日本のエネルギー需給はほとんどが輸入に頼っていること、温室効果ガスの削減目標の提示など、エネルギー・環境問題の対応が迫られている中で、原子力の果たす役割は大きい。原子力機構の取組んでいるFBRサイクルシステムの開発は、エネルギー安定供給や温室効果ガスの問題を同時に解決できる発電システムであり、持続可能なエネルギーシステムといえる。これまで高速実験炉「常陽」や高速増殖原型炉「もんじゅ」の設計,建設,運転を通してFBR実用化に向けた研究開発を着実に進めている。本年5月には「もんじゅ」の運転が再開された。そこで、高速増殖炉の開発意義や「常陽」,「もんじゅ」、そして実用化研究開発(FaCTプロジェクト)の現状について紹介する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5027003
ID情報
  • ISSN : 1346-7441

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