「常陽」照射試験用金属燃料の製造,1; 照射試験全体計画
日本原子力学会2011年春の年会
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- 開催年月日
- 2011年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 福井
- 国・地域
- 日本
U-Pu-Zr合金を燃料とする金属燃料は、増殖率の向上や炉内Pu装荷量の低減などの高速炉の炉心特性向上、小規模でも経済性を確保できる乾式燃料サイクルの適用などの特長を有し、「FBRサイクル実用化研究開発FaCT」の「副概念」に位置付けられている。金属燃料は米国EBR-IIで豊富な照射実績があるが、実用化を考えるうえでは、(1)U-Pu-Zr合金と被覆管との間の液相形成反応を防止する上限温度、(2)被覆管最高温度600$^{\circ}$C以上における希土類FPによる被覆管の内面腐食、(3)高燃焼度時の燃料-被覆管の機械的相互作用、などに関する照射データが不足している。そこで、米国の実績を上回る我が国初の照射データを得て、金属燃料の実用性を評価することを目的として、「常陽」照射試験を計画した。