講演・口頭発表等

地中レーダによる坑道近傍の割れ目内の地下水モニタリング

日本応用地質学会平成29年度研究発表会
  • 升元 一彦*
  • ,
  • 松下 智昭*
  • ,
  • 竹内 竜史

開催年月日
2017年10月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
岡山
国・地域
日本

岩盤内の坑道周辺の割れ目は地下水の透水経路として機能する可能性があるため、放射性廃棄物の地層処分の安全評価において、割れ目の水みちとしての評価を行うことが重要である。これに対し、われわれは地中レーダにより得られるデータから、割れ目の幾何学的な分布情報だけでなく割れ目内の含水状態を評価する方法についての検討を進めている。今回、瑞浪超深地層研究所の深度500m研究アクセス南坑道西側側壁の同一箇所において、1年の間隔をあけて2回の地中レーダ測定を行い、坑道近傍の水理特性変化の評価を試みた。その結果、地中レーダによる電磁波伝搬速度変化とプロファイル測定により坑道近傍の含水状態の経時変化を捉えられる可能性が確認された。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5060173