地中レーダによる岩盤割れ目内の塩水浸透モニタリング
第45回岩盤力学に関するシンポジウム
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- 開催年月日
- 2018年1月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 東京
- 国・地域
- 日本
岩盤内の坑道周辺に生じる割れ目群は地下水の透水経路として機能することから、放射性廃棄物地層処分の安全評価において、割れ目の水みちとしての特性を把握しておくことが重要である。これに対し、筆者らは地中レーダにより得られるデータから、割れ目の幾何学的な分布情報だけでなく割れ目内の地下水の状態の評価可能性について検討を進めている。今回、地中レーダによる塩水の浸透状態の評価方法の原位置での検証を目的に、瑞浪超深地層研究所の深度500m研究アクセス南坑道において検証試験を実施した。割れ目に塩水を注入し、その過程を複数の地中レーダでモニタリングすることにより、塩水の面的な浸透状態を地中レーダの反射波形や卓越周波数の変化で評価できることを示すことができた。