MISC

2013年12月

PHITSコードのイベントジェネレータを用いた一次はじき出し原子(PKA)とはじき出し損傷値(DPA)の計算

INDC(NDS)-648
  • 岩元 洋介
  • ,
  • 深堀 智生

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24
終了ページ
26
記述言語
英語
掲載種別

国際原子力機関(IAEA)が主催する国際共同研究活動(CRP)「初期の放射線損傷断面積」の第1回会合が、2013年11月にIAEA本部で開催された。本会合で発表者は、自身が開発に関わっているPHITSのイベントジェネレータを用いた放射線照射による材料の一次はじき出し原子(PKA)スペクトルとはじき出し断面積を導出する手法について説明した。中性子及び陽子照射に対する鉄や銅のはじき出し断面積の計算について、既に広く普及している米国の核データ処理コードNJOYを用いる計算手法、及び欧州で開発されている粒子輸送計算コードFLUKAと比較したところ概ね一致することを示した。今後も、他の材料についても異なる手法を用いた計算との相互比較を行うことの重要性を強調し、今後のCRPで実施することになった。また、発表者が本年度から実施する極低温における電気抵抗測定手法を用いた100MeV以上の陽子ビームによる材料のはじき出し断面積の測定計画について紹介したところ、測定が活動計画に追加された。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5045551

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