2005年
高校生英語学習者におけるコミュニケーションタスクを用いた縦断的実践研究 : タスクの特徴が言語運用能力に与える影響の変化(英語教育の到達目標-その基準を求めて-)
JACET全国大会要綱
- 巻
- 44
- 号
- 開始ページ
- 242
- 終了ページ
- 243
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
- 出版者・発行元
- 大学英語教育学会
近年,第二言語習得の分野におけるタスク研究では,認知理論に基づく観点から,言語運用能力は,流暢さ(fluency),正確さ(accuracy),複雑さ(complexity)という尺度を用いて測定されることが多い(Skehan, 1998)。そして,数多くの研究ではそれらの尺度を用いて,タスクの特徴(Task characteristics),種類(Task type),あるいは,事前,事後活動などのプランニング(Planning)の実施状況の違いが,言語運用能力にどのような影響を与えるかを調査している(e. g., Ellis & Yuan, 2004)。
また,日本の英語教育では,「実践的コミュニケーション能力」をキーワードに,この能力をどう高めていくかについて,様々な所で議論されている(e. g., 石塚, 2004)。そのような中,タスクを用いた研究が各学校段階で,例えば,中学校では,大塚(2004)によって,高等学校では,Fujimori(2002)によって,大学では,Egusa and Yokoyama(2004)によって行われている。
しかしながら,これらのタスク研究は,多くが横断的研究であり,縦断的研究を行って流暢さ,正確さ,複雑さ,などの言語運用能力の長期的な変化を調査した研究は,非常に少ないと考えられる。そこで,本研究では,一定のタスクの特徴を含んだタスクを,約3ヶ月間,高校生英語学習者に行った実践をもとに,言語運用能力がどのように変化するのかを結果を示し,考察する。
また,日本の英語教育では,「実践的コミュニケーション能力」をキーワードに,この能力をどう高めていくかについて,様々な所で議論されている(e. g., 石塚, 2004)。そのような中,タスクを用いた研究が各学校段階で,例えば,中学校では,大塚(2004)によって,高等学校では,Fujimori(2002)によって,大学では,Egusa and Yokoyama(2004)によって行われている。
しかしながら,これらのタスク研究は,多くが横断的研究であり,縦断的研究を行って流暢さ,正確さ,複雑さ,などの言語運用能力の長期的な変化を調査した研究は,非常に少ないと考えられる。そこで,本研究では,一定のタスクの特徴を含んだタスクを,約3ヶ月間,高校生英語学習者に行った実践をもとに,言語運用能力がどのように変化するのかを結果を示し,考察する。
- リンク情報
- ID情報
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- CiNii Articles ID : 110006393468
- CiNii Books ID : AA11483568