MISC

筆頭著者
2021年4月

【ここまでわかった細胞老化と腫瘍】CAFs(cancer associated fibroblasts)と細胞老化

医学のあゆみ
  • 井上 千裕

277
2
開始ページ
168
終了ページ
171
記述言語
日本語
掲載種別
記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
出版者・発行元
医歯薬出版(株)

癌関連線維芽細胞(CAFs)は、癌間質に存在する活性化した線維芽細胞であり、種々の可溶性因子の産生・分泌を介して、周囲の細胞と相互作用して癌の進行や治療効果などに影響を与えることが知られている。一方、老化線維芽細胞は細胞老化関連分泌形質(SASP)により、可溶性因子の産生・分泌といったCAFsと共通した特徴を示す。近年、癌間質に存在する老化線維芽細胞が癌の進行に影響することも示されてきている。一方、CAFsの性質すべてが細胞老化による変化で説明しうるものではなく、実際の癌間質では老化CAFsと非老化CAFsが混在している。CAFsは多彩な性質を有することが知られているが、細胞老化はこの多様性の原因の一端を担っていると考えられる。化学療法に用いられる薬剤や放射線照射によって細胞老化を誘導されたCAFsが、癌の予後に影響を及ぼす可能性も示唆されており、今後、老化CAFs、非老化CAFsの役割を明らかにし、老化CAFsを標的とした特異的治療の開発が期待される。(著者抄録)

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2021&ichushi_jid=J00060&link_issn=&doc_id=20210412010005&doc_link_id=%2Faa7ayuma%2F2021%2F027702%2F006%2F0168b0171%26dl%3D3&url=http%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Faa7ayuma%2F2021%2F027702%2F006%2F0168b0171%26dl%3D3&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_4.gif
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ID情報
  • ISSN : 0039-2359
  • 医中誌Web ID : 2021164634

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