2014年11月
硝酸ニトロシルルテニウムの熱分解に伴う揮発性ルテニウム化学種の放出挙動の検討
JAEA-Research 2014-022
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 2014
- 号
- 22
- 開始ページ
- 12
- 終了ページ
- 2,1-12
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
- DOI
- 10.11484/jaea-research-2014-022
- 出版者・発行元
- 日本原子力研究開発機構
再処理施設における高レベル濃縮廃液の沸騰乾固事故時の安全性評価に資するため、揮発性の観点から公衆への影響が大きいと考えられるRuの放出挙動を検討した。Ruは、主に廃液の乾固の進行に伴って気相中へ放出されることが報告されている。本研究では、廃液の乾固段階におけるRuの放出挙動を把握するため、乾固物中に存在すると予想されるRu硝酸塩の熱分解に伴うRuの放出割合を測定するとともにRuの放出速度定数を導出した。この放出速度定数を用いてRu硝酸塩の昇温に伴うRuの放出速度を計算したところ、模擬廃液を加熱したビーカースケール実験で得られたRuの放出挙動を矛盾なく再現できることを確認した。
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.11484/jaea-research-2014-022
- CiNii Articles ID : 40020291912
- CiNii Books ID : AA12117124