2011年2月
分光分析機能付き少量試験セルを用いた放射性元素を含む沸騰硝酸溶液中での電気化学測定
材料と環境
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- 巻
- 60
- 号
- 2
- 開始ページ
- 69
- 終了ページ
- 71
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3323/jcorr.60.69
- 出版者・発行元
- Japan Society of Corrosion Engineering
再処理プロセス溶液に含まれるPuやNpの金属イオンは、沸騰硝酸中で高次の酸化状態となりステンレス鋼の腐食を加速する可能性がある。これらの元素は放射性物質であり、その取扱いは容易ではない。しかし、その電気化学的な挙動と金属イオンの酸化状態を把握することは腐食評価のうえで重要である。そのために、非常に少量の溶液で腐食挙動を評価することが求められる。今回、沸騰硝酸溶液中における放射性の金属イオン種の酸化状態並びにステンレス鋼の腐食挙動を評価する目的で、分光分析による原子価状態測定と電気化学測定を同一セル内で実施可能な分光分析機能付き少量試験セルを開発し、電気化学測定と分光測定を行い、電気化学的な挙動データを取得することを可能にした。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3323/jcorr.60.69
- ISSN : 0917-0480
- CiNii Articles ID : 10027915541
- CiNii Books ID : AN10235427