共同研究・競争的資金等の研究課題

1987年 - 1988年

甲状腺細胞の情報伝達機構ー電気生理、PG、Ca^<2+>ーcalmodulinーとバセドウ病

日本学術振興会  科学研究費助成事業  一般研究(C)
  • 高須 信行
  • ,
  • 志水 義房
  • ,
  • 篠田 俊雄
  • ,
  • 山田 隆司
  • ,
  • 半田 康延

課題番号
62570509
体系的課題番号
JP62570509
配分額
(総額)
500,000円
(直接経費)
500,000円

甲状腺細胞培養を用い、甲状腺細胞分化、増殖の情報伝達機構を、電気生理、プロスタグランディン(PG)、Ca^<2+>ーカルモデュリン、cAMPから明らかにした。こういった情報伝達機構の異常から、バセドウ病の病態を明らかにした。
(1)甲状腺細胞増殖の情報伝達機構ーPI分解、IP_3産生、細胞内Ca^<2+>増加、AA放出、PG産生。ブタ培養甲状腺細胞を用い、甲状腺細胞増殖の情報伝達機構を明らかにした。EGFで刺激すると甲状腺細胞増殖がおこる。EGFはPIを分解し、IP_3産生を増加し、細胞内Ca^<2+>を増加する。またPI分解に伴い、アラキドン酸放出がおこり、PG産生が増加する。PI分解、IP_3産生、細胞内Ca^<2+>増加、アラキドン酸放出、PG産生増加は、甲状腺細胞増殖の情報伝達機構、初期シグナルとして大きな役割を果している。
(2)甲状腺細胞分化の情報伝達機構ーcAMP。ブタ培養甲状腺細胞を用い、甲状腺細胞分化の情報伝達機構を明らかにした。TSHで刺激すると、甲状腺細胞の分化がおこり、甲状腺細胞は濾脆を形成し、甲状腺ホルモンを産生する。この甲状腺細胞の分化にはcAMPが、初期シグナルとして、情報伝達に大きな役割を果していることが明らかになった。
(3)バセドウ病甲状腺の異常。PG、cAMPなどの情報伝達機構に、バセドウ甲状腺では異常があることが明らかになった。
甲状腺細胞培養を用い、甲状腺細胞増殖、分化の情報伝達機構を明らかにした。その異常として、バセドウ病病因をも明らかにした。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-62570509
ID情報
  • 課題番号 : 62570509
  • 体系的課題番号 : JP62570509