2017年6月 - 2020年3月
英語で教授する専門科目(EMI)担当教師養成研修プログラムと教材の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
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- 課題番号
- 17K18630
- 配分額
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- (総額)
- 5,590,000円
- (直接経費)
- 4,300,000円
- (間接経費)
- 1,290,000円
本研究は、近年多くの日本全国の大学機関にて急展開するEMI (English as a Medium of Instruction/英語で開講される専門科目)カリキュラムの現状を把握し、そこから浮上する様々な問題・課題の打開策を見出すことを目的としている。研究過程においては、東アジアおよび北欧などの国外のEMI推進派の大学の動向を体系的に比較調査し、さらに、英国・米国・豪国が近年提供を始めたEMI教師のためのトレーニングプログラムを検証する。これらのトレーニングプログラムが、本学の高等教育機関が抱える課題への解決となるかどうか、その適性度とその効果を考察するためである。本研究の調査結果に基づき、日本の現状により適した「Japan-EMI教師養成モデル」を独自に構築し、動画と書簡による研修用教材(ウェブ上で受講可能なもの)を作成する。国内の大学機関関係者に広くこの教材の活用を促し、その効果の検証も行うものである。
本年度は、昨年度のベンチマ―クとなるアジア(台湾)のEMI推進活動の調査に加え、欧州でのカリキュラム展開と講師教員養成の実態の調査を実施した。これと並行し、代表研究者の所属する大学においてEMIカリキュラムに携わる教員らを対象とした「グローバルFD(ファカルティ・ディベロップメント)」を設計し、本調査の成果を反映させた月数回の試行的な活用を開始した。毎回アンケートを集計し、今後参加者らへのフォローアップなども行い、最終年度となる次年度にはウェブ上で活用できる研修教材を完成させていきたいと考えている。
本年度は、昨年度のベンチマ―クとなるアジア(台湾)のEMI推進活動の調査に加え、欧州でのカリキュラム展開と講師教員養成の実態の調査を実施した。これと並行し、代表研究者の所属する大学においてEMIカリキュラムに携わる教員らを対象とした「グローバルFD(ファカルティ・ディベロップメント)」を設計し、本調査の成果を反映させた月数回の試行的な活用を開始した。毎回アンケートを集計し、今後参加者らへのフォローアップなども行い、最終年度となる次年度にはウェブ上で活用できる研修教材を完成させていきたいと考えている。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K18630