2014年4月 - 2018年3月
糸状菌MAPキナーゼ経路が制御する細胞壁多糖の生合成を介した細胞接着と性分化
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
モデル糸状菌Aspergillus nidulansの細胞壁は、最外層がα-1,3-グルカン(AG)で菌糸接着に寄与する。A. niduansはagsA, agsBの2種のAG合成酵素遺伝子を有し、無性生殖時にはCell Wall Integrity MAP kinase経路支配のAgsBがAGを合成し、有性生殖時にはAgsA, AgsBの両方が発現することを明らかにした。またAgsAとAgsBは各々分子量150万と40万のAGを合成し、接着性に差があることを発見した。GPIアンカー型細胞外アミラーゼAgtAがAGのスペーサー1,4-オリゴ糖を切断することでAG分子量を制御する可能性を示した。
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- 課題番号 : 26292037
- 体系的課題番号 : JP26292037