2010年9月
ICRP第2専門委員会タスクグループINDOS・DOCAL合同会議開催報告
保健物理
- 巻
- 45
- 号
- 3
- 開始ページ
- 286
- 終了ページ
- 289
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.5453/jhps.45.286
- 出版者・発行元
- Japan Health Physics Society
国際放射線防護委員会(ICRP)第2専門委員会の二つのタスクグループINDOS及びDOCALは、2010年5月17日$\sim$21日、原子力機構関西光科学研究所(木津地区)において合同会議を開催した。本稿はその概要を報告する。ICRP第2専門委員会の役割は、内部及び外部被ばく線量評価のための換算係数の整備であり、作業者と公衆に対する換算係数はもとより、その評価に必要な体内動態モデルや線量計算モデルの開発から、関連するリファレンスデータ,パラメータ等の評価まで広範にわたっている。現在の最も重要なミッションは、ICRP 2007年基本勧告の導入に必要な線量換算係数の整備であり、INDOS(内部被ばく線量評価)とDOCAL(線量計算)が協力し、この一連の作業を担っている。本会合では、作業者及び公衆に対して、現在利用されている線量評価用データを、ICRP 2007年基本勧告に沿って全面的に改定するためのモデルの開発,データの整備等について議論した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.5453/jhps.45.286
- ISSN : 0367-6110
- CiNii Articles ID : 10026742650
- CiNii Books ID : AN00228458