論文

査読有り
2007年3月

長崎表層土壌中のプルトニウム同位体及び$^{137}$Csの地理的分布

Journal of Geosciences, Osaka City University
  • 國分 陽子
  • ,
  • 安田 健一郎
  • ,
  • 間柄 正明
  • ,
  • 宮本 ユタカ
  • ,
  • 桜井 聡
  • ,
  • 臼田 重和
  • ,
  • 山崎 秀夫*
  • ,
  • 三田村 宗樹*
  • ,
  • 吉川 周作*

50
開始ページ
7
終了ページ
13
記述言語
英語
掲載種別

原爆由来のPuの分布を明らかにするために、長崎原爆中心地から約10km以内の範囲で採取した土壌中の$^{239+240}$Pu濃度,$^{137}$Cs濃度及び$^{240}$Pu/$^{239}$Pu比を測定した。原爆中心地より北,南及び西の地域では、$^{239+240}$Pu濃度及び$^{137}$Cs濃度はほぼ一定であり、また$^{240}$Pu/$^{239}$Pu比はグローバルフォールアウトと同程度だった。一方、東側の地域では距離に従って$^{239+240}$Pu濃度は減少したのに対し、$^{137}$Cs濃度はほぼ一定であった。また$^{240}$Pu/$^{239}$Pu比は東側の地域でも、特に西山地区で、グローバルフォールアウトより低い値が得られ、長崎原爆由来のPuが局所的に蓄積していることがわかった。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?31633
ID情報
  • ISSN : 0449-2560

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