MISC

2010年12月

GPUによる混相流解析手法高速化のための最適アルゴリズムの検討

第24回数値流体力学シンポジウム講演論文集(USB Flash Drive)
  • 永武 拓
  • ,
  • 功刀 資彰*
  • ,
  • 高瀬 和之

開始ページ
4
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別

GPU(Graphics Processing Unit)はコンピュータのグラフィック処理を行うために開発された演算装置である。グラフィック処理は大量のデータに対して演算を行う必要があるため、GPUはこのような大量のデータに対して演算を実行する能力に優れている。近年、GPUの理論ピーク性能はCPUの数十倍程度と非常に高くなっており、GPUをグラフィックス処理ばかりでなく、学術計算や一般向けのアプリケーションソフトウェアに適用することで処理の高速化を目指す研究が行われている。本研究では界面体積追跡法の一つであるMARS(Multi-interfaces Advection and Reconstruction Solver)をGPUに対応させることにより、計算速度の向上を図ることを目的としている。MARSは気液界面輸送時の体積・形状保存性が良く、現在までに多くの実績を挙げている混相流解析手法である。本研究ではMARSをGPUに対応させる際に必要な界面輸送とポアソン方程式について改良を行い、GPU上でMARSを動作できることを確認した。さらに並列計算の可能性について見通しを得ることができた。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5028104

エクスポート
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