講演・口頭発表等

ワイヤーメッシュセンサーを使って垂直円管における気液二相流ボイド率分布の計測

日本原子力学会2016年春の年会
  • Jiao L.
  • ,
  • 高瀬 和之
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  • Liu W.
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  • 永武 拓
  • ,
  • 上澤 伸一郎
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  • 吉田 啓之
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  • 柴田 光彦

開催年月日
2016年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
仙台
国・地域
日本

日本原子力研究開発機構では、軽水炉の燃料集合体内二相流挙動を数値的に予測する機構論的解析手法の開発を行っており、これまでに機構論的解析手法をベースにしたACE-3DやTPFITなどの詳細二相流解析コードの開発を行っている。これらの解析コードの検証の一環として、燃料集合体内ボイド率分布に対する予測精度を明らかにするために、ボイド率分布計測に実績のあるワイヤーメッシュセンサーを使って、燃料集合体内サブチャンネルを簡略模擬した流路体系でボイド率分布を計測する。ワイヤーメッシュセンサーによるボイド率計測技術を確立するとともに簡単流路のデータベースを構築するため,垂直円管における空気と水の二相流を広範囲に計測した。試験部は長さ4メートルと内径58ミリメートルの円管であり。三層-WMSを2セットを設置した、設置位置は空気注入口から1.15メートルと1.65メートルのところであり。空気は直径0.6mm/1mm/2mmのノズルから注入した。試験は、水の流量と空気の流量をパラメータとし、気泡流からスラグ流まで広い流動条件で実施し、二相流の詳細な情報を取得した。今後、大気圧常温条件でバンドル各サブチャンネル内のボイド率分布を計測する予定である。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5054542