論文

査読有り
2020年1月

中性子線源を用いた新たな核物質検知手法に関する概念研究

Annals of Nuclear Energy
  • 米田 政夫
  • ,
  • 藤 暢輔

135
開始ページ
106993\_1
終了ページ
106993\_6
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.anucene.2019.106993

本研究は全く新しいアクティブ中性子法として、中性子線源を測定対象物の周りで高速移動させ、その残存出力を調べることにより核物質の検知を行う手法について検討したものである。一般に中性子線源を用いて核物質を含む対象物に中性子を照射すると、核分裂中性子に加えて、線源からの中性子も同時に観測される。しかし、中性子線源を非常に高速に移動させて照射を行うと、それら中性子成分が時間的に分離して観測される。この効果を利用することにより核物質の検知が可能となる。本研究手法では、従来のアクティブ中性子法では不可欠であった高価なDT中性子発生管が不要となることから、装置の低コスト化及び簡素化にも貢献することが期待できる。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.anucene.2019.106993
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5061181
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.anucene.2019.106993
  • ISSN : 0306-4549

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