MISC

2009年10月

過酸化水素を含む高温水中でのステンレス鋼の電気化学インピーダンス測定

Proceedings of Symposium on Water Chemistry and Corrosion in Nuclear Power Plants in Asia 2009 (CD-ROM)
  • 佐藤 智徳
  • ,
  • 野田 和彦*
  • ,
  • 加藤 千明
  • ,
  • 山本 正弘
  • ,
  • 中野 純一
  • ,
  • 塚田 隆

開始ページ
232
終了ページ
237
記述言語
英語
掲載種別

過酸化水素を含む高温水中でのステンレス鋼の表面における腐食挙動及び形成される酸化皮膜の電気化学的特性を評価するため、高温水中での皮膜形成時における電気化学インピーダンスの変化を測定した。その結果、皮膜抵抗は大きな変化は示さなかったが、電荷移動抵抗は浸漬直後に減少し、その後増加してある一定値となった。これは、過酸化水素注入直後には、皮膜と母材の界面における腐食反応が過酸化水素により加速されるが、その後、皮膜の成長と安定化により皮膜と母材との界面における腐食反応は抑制され、30時間程度で皮膜と母材界面における腐食反応は一定となったためであると推測された。また、316Lステンレス鋼の過酸化水素への耐食性は304Lステンレス鋼より高いことが示唆された。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5022439

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