藤本雅子

J-GLOBALへ         更新日: 18/03/19 23:29
 
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研究者氏名
藤本雅子
所属
早稲田大学
部署
人間総合研究センター
職名
招聘研究員
その他の所属
上智大学

プロフィール

言語音声の変異とその生成機構の研究をしています。言語音声に見られる色々な変異はなぜ生じるのか,限られた発声・音声器官を用いて音声的変異がどのように生成されるのかについて知るために,音声と生成メカニズムの対応をデジタルハイスピード映像,光電グロトグラム,喉頭筋電図,MRI画像,Electromagnetic Articulography (EMA)などの生理学的検討手法を用いて解析しています。また大規模な日本語音声コーパスの作成,分析を通じて日本語音声の特徴を研究しています。
【研究テーマ】
・音声の言語間,方言間差異の分析,および,差異のメカニズムに関する生理学的検討。例えば, 母音無声化の生起頻度差とその生起メカニズムに関する東京方言,近畿方言の比較研究, 子音クラスタ間への母音挿入の頻度と音素環境,シラブル構造との関連性に関する日本語と外国語の対照研究など。

・日本語コーパスの音声記述と分析
・パラ言語に関わる要因の音響分析と生理学的検討。
・南琉球方言音声の検討

研究分野

 
 

経歴

 
 
   
 
東京大学大学院医学系研究科 脳神経医学専攻第三種博士課程修了(博士:医学)
 
 
   
 
上智大学大学院外国語学研究科 言語学専攻博士前期課程修了(修士:言語学)
 
 
   
 
大阪女子大学学芸学部国文学科卒業
 

受賞

 
1992年
ターボ機械協会創立20周年記念サロン大賞受賞
 

論文

 
南琉球竹富島の民話と唄
藤本雅子・篠原茂子
(60) 49-61   2013年3月   [査読有り]
Discrimination Ability and Pronunciation Preference between Voiced and Devoiced Vowels by Native Japanese Speakers
FUNATSU_Seiya, IMAIZUMI_Satoshi , FUJIMOTO_Masako, HAYASHI_Ryoko
711-714   2011年8月   [査読有り]
Moraicity of initial geminates in Tedumuni dialect of Okinawa
Shigeko_Shinohara, FUJIMOTO_Masako
1826-1829   2011年8月   [査読有り]
Physiological realization of Japanese vowel devoicing
FUNATSU_Seiya, FUJIMOTO_Masako
2709-2714.   2011年5月   [査読有り]
Laryngeal Characteristics during the Production of Geminate Consonants
FUJIMOTO_Masako, MAEKAWA_Kikuo, FUNATSU_Seiya
Proceedings of Interspeech 2010, Makuhari, Japan   925-928   2010年9月   [査読有り]
Do Japanese speakers perceive nonexistent vowels in non-native consonant clusters?
藤本雅子
Proceedings of Acoustics '08, Paris, France   79-82   2008年5月   [査読有り]
非母語子音クラスタ発話時のクラスタ中への母音挿入
船津 誠也,今泉 敏,藤本 雅子,橋詰 顕,栗栖 薫
県立広島大学人間文化学部紀要   3 63-71   2008年3月   [査読有り]
「『日本語話し言葉コーパス』の文節音情報」
藤本 雅子
国立国語研究所報告   124 323-346   2006年
Is Vowel Devoicing in Japanese Phonological or Phonetic?: Studies Using PGG, MRI and EMG Techniques
FUJIMOTO_Masako
Proceedings of Laboratory Phonology 10, Paris, France      2005年6月   [査読有り]
FUJIMOTO_Masako, KAGOMIYA_Takayuki
IEICE transactionson Information and Systems   E88-D(3) 562-568   2005年3月   [査読有り]
母音無声化時の喉頭調節−無声化の少ない大阪方言話者の場合−
藤本 雅子
音声研究   9(1) 50-59   2005年4月   [査読有り]
Effects of Consonant Type and Syllable Position within a Word
FUJIMOTO_Masako
Proceedings of International Conference of Speech Prosody,Nara, Japan      2004年3月   [査読有り]
母音長と母音の無声化の関係−東京方言話者と大阪方言話者の比較−
藤本 雅子
国語学   55(4) 2-15   2004年1月   [査読有り]
『日本語話し言葉コーパス』の音声ラベリング
菊池 英明,前川 喜久雄,五十嵐 陽介,米山 聖子,藤本 雅子
音声研究   7(3) 16-26   2003年12月   [査読有り]
Variation of phonation types due to paralinguistic information: An analysis of high-speed video images
FUJIMOTO_Masako, MAEKAWA_Kikuo
Proceedings of 15th International Congress of Phonetic Sciences   2041-2044   2003年8月
Vowel duration and its effect on the frequency of vowel devoicing in Japanese: A comparison between Tokyo- and Osaka dialect speakers
FUJIMOTO_Masako, KIRITANI Shigeru
.Proceedings of 15th International Congress of Phonetic Sciences   3189-3192   2003年8月
東京方言と近畿方言における母音の無声化の比較
藤本 雅子,桐谷 滋
音声研究   7(1) 58-69   2003年4月   [査読有り]
FUJIMOTO_Masako, MURANO_Emi, NIIMI_Seiji, KIRITANI Shigeru
Folia Phoniatrica et Logopaedica   54(3) 133-143   2002年5月   [査読有り]
"Sokuon-ka" of Words as a Result of Unfocussing in Fast Speech in Japanese
FUJIMOTO_Masako, KIRITANI_Shigeru
29 59-66   1996年3月

Misc

 
「2007年における日本語学会の展望 音韻 (理論,現代)」
藤本 雅子
日本語の研究   4(3)    2008年7月
「方言音声の音響的特長とその生成にかかわる生理学的要因−東京方言と大阪方言における母音無声化の比較−」
藤本 雅子
日本語学   27(5) 98-209   2008年4月
『日本語話し言葉コーパス』の文節音情報
藤本雅子
日本語学   27(5) 90-102   2008年4月

競争的資金等の研究課題

 
促音の音韻対立実現に寄与する発声・調音の協調運動の機序
研究期間: 2014年4月 - 2016年3月    代表者: 藤本雅子
促音の発声・調音に関わる音声生理学的研究
文部科学省: 学術研究助成基金助成金( 基盤研究(C))
研究期間: 2011年 - 2013年    代表者: 藤本雅子
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2008年 - 2010年
平成20年度は予備的検討として、知覚の面から日本語母語話者の無声母音-非無声母音識別力、および嗜好性について検討を行なった。日本語母語話者に対して、「母音が無声化しているか」あるいは「子音間に母音が存在するか」等の課題を行なうことは意味がないと考えられたので、同一話者が発話した無声母音vs.非無声母音ペアを被験者に呈示し、「どちらの発音が自分にとって好ましい発音であるか」を回答する嗜好性テストを行なった、無声-非無声母音の識別ができればどちらかに回答が偏り、そうでなければ回答は偏らないので...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2006年 - 2007年
研究目的、(1)日本語母語話者は子音と子音の間に本当に「幻の母音」を聞いているのか。(2)日本語母語話者は語中の母音の有無を本当に識別できないのか。(3)日本語母語話者は子音が連続する語を発話できないのか。もしできないならばその原因は何か。を明らかにするために、発話実験1、復唱実験、発話実験2、脳機能計測の4実験を行なった。発話実験1:語頭のクラスタ中に/t/あるいは/d/を含む英単語および無意味語がアルファベット表記されたリストを日本語母語話者17名に読ませ、挿入母音の有無および挿入母音...