基本情報

所属
大学共同利用機関法人人間文化研究機構 国立国語研究所 研究系 准教授
学位
博士(2019年7月 早稲田大学)
Master of Arts(1993年8月 Universtiy ofWisconsin -Madison)

連絡先
ynonamininjal.ac.jp
研究者番号
40311146
J-GLOBAL ID
201101096597390290
researchmap会員ID
B000002985

これまで外国ルーツの方々にお会いし,言語使用・使用や日本語学習についてのご経験や心を揺さぶるようなエピソードを伺い機会を得てきました。その一方で,自分たちはデータとして扱われたくない,いったい研究がなんの役に立つのか,といった厳しい声も伺ってきました。このような経験を重ねるにつれ,日本語教育は単なる言語スキルの教育ではなく外国人の自己実現や日本社会の多文化共生という社会的な要請に深く結びついた分野であること,そして,研究者は常に生身の人間に対していることを忘れるべきではないと考えるようになりました。この経験を決して忘れることなく,研究者として真摯に研究活動に取り組んでまいります。 
 
【現在の研究テーマ】 
コロナ禍のなかでも日本で学び、働き、生活をしている外国出身者の方々の言語生活に関心を持っています。日本語を含むさまざまな言語が飛び交うフィールドに通って、お話を聞いたり、看板やレストランのメニューなどの多言語景観を観察したりしています。 
  
研究としては、現在二つのテーマに取り組んでいます。一つは、日本に住む人々の「言語レパートリー」(日常生活において使用・接触によって形成される言語的資源の総体)の研究です。日本語と外国語を使う外国出身の方々だけではなく、日本人も「標準語と方言」という多言語状況にありますから、日本人と外国人を区別せずに複数の言語(言語変種)の使用や接触を音声と文字の両面から調査しようと考えています。もう一つは、文字学習の機会が少ない生活活者としての定住外国人が、文字社会の日本において行っている「よみかき実践」についての研究です。日本は、識字についての研究が諸外国に比べとても遅れているといわれていますから、日本人にとっても意義のある知見を得られるよう力を尽くすつもりです。 


担当経験のある科目(授業)

  17

書籍等出版物

  6

論文

  35

Works(作品等)

  7

MISC

  13

共同研究・競争的資金等の研究課題

  12

講演・口頭発表等

  95

社会貢献活動

  16

その他

  2
  • ・松田真希子(2022)「書評 福永由佳著『成人教育(adult education)としての日本語教育:在日パキスタン人の言語使用・言語学習のリアリティから考える」「社会言語科学」第24巻第2号、107-111 ・ファン, サウクエン(2021)「書評 福永由佳著『成人教育(adult education)としての日本語教育:在日パキスタン人の言語使用・言語学習のリアリティから考える」『早稲田日本語教育学』 31、 143-147 ・山口博史(2020)「書評 『顕在化する多言語社会日本―多言語状況の的確な把握と理解のために』」『移民研究年報』第28号、133 ・朝日祥之(2021)「書評 『顕在化する多言語社会日本―多言語状況の的確な把握と理解のために』」『ことばの波止場』10
  • 教歴 
    跡見女子学園大学非常勤講師 東京女子大学非常勤講師 定住外国人親子に対する日本語指導者養成講座(玉川大学) 国際協力機構「ウクライナ日本語コース運営管理」 国立国語研究所日本語教育上級研修・プロジェクト研修 政策研究大学院大学連携准教授 島根大学非常勤講師(集中講義) 金沢工業大学特別研究員・非常勤講師 金沢学院大学非常勤講師 金沢大学非常勤講師