論文

査読有り
2015年9月

新しいナノ液体金属の有望な特徴; チタンナノ粒子を含む液体ナトリウム

Metals
  • 伊丹 俊夫*
  • ,
  • 斉藤 淳一
  • ,
  • 荒 邦章

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3
開始ページ
1212
終了ページ
1240
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.3390/met5031212

新しい種類の分散液体は、電子顕微鏡観察により決めたチタンナノ粒子(10nm)を液状ナトリウム中に分散することによって開発された。体積分率は、分析されたチタン濃度(2\%)からチタンとナトリウムの密度の0.0088であると見積もられた。この分散液体(チタンナノ粒子を含む液体ナトリウム)の多くの顕著な特徴は、少量のチタンナノ粒子にもかかわらず、原子量のための理想溶液からの3.9\%の負の偏差、17\%の表面張力の増加、11\%の水との反応熱量の減少、そして、水と酸素との化学的反応性の抑制である。水への反応熱の低下はLSnanopの過剰な凝集エネルギーの存在に起因すると思われる。過剰な凝集エネルギーは遮蔽効果に特に重点を置いて、簡単な理論的な分析に基づいて議論した。反応の抑制は、水に対する反応熱の低下や過剰な凝集エネルギー、表面張力、チタン酸化物のプラグとしての役割、LSnanopの表面の負の吸着及び浸透に関連して議論された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.3390/met5031212
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5052459
ID情報
  • DOI : 10.3390/met5031212
  • ISSN : 2075-4701

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