2014年7月
福島第一発電所の原子炉建屋から採取したコンクリートボーリングコアサンプルにおける放射性核種の分布
Journal of Nuclear Science and Technology
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 51
- 号
- 7-8
- 開始ページ
- 1006
- 終了ページ
- 1023
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.1080/00223131.2014.915769
2011年3月11日の東日本大震災を受けた福島第一発電所の原子炉建屋内は、引き続いて生じたシビアアクシデントのため高放射性物質が、原子炉建屋内に高濃度で残留している。原子炉の廃止措置を進めるためには、作業員の被ばく低減のための建屋内除染が重要である。このため、原子炉建屋1から3号機で採取した18サンプルについて、汚染性状の把握コンクリートへの汚染浸透の有無を確認することを目的とした詳細な核種分析等を実施した。また2号機のサンプルについて簡便なホット除染を行うことにより、残留する汚染の性状調査および除去可能な除染技術の検討を行った。この結果、サンプルの塗膜近傍に残留していた汚染の97\%(固着性汚染)が除去され、塗膜への浸透汚染ではないことが明らかとなった。
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.1080/00223131.2014.915769
- ISSN : 0022-3131
- eISSN : 1881-1248
- Web of Science ID : WOS:000337966000016