論文

2015年9月30日

何が朗読らしく思わせるのか?

法政大学文学部紀要
  • 福田由紀・楢原拓真

71
開始ページ
125
終了ページ
134
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(大学,研究機関等紀要)
出版者・発行元
法政大学文学部

本研究では感情が込められている音声自体の印象や特定の物理的音声特徴によって,朗読らしさがどのように規定されるのかを探索的に検討した。その結果,朗読らしさは音声の印象評価によって規定されているというよりも,工夫表現因子によって直接的に影響されていることがわかった。つまり,声に抑揚をつけ,強弱をつけ,登場人物ごとに声色が変え,かつ,発声が明確な音声は,聞き手によって朗読らしく聞こえるといえる。付記:この研究は,福田・楢原(2015)の実験1のデータを用い,異なる目的および異なる分析手法により検討を加えた。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120005672983
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00226157
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/026818700
URL
http://hdl.handle.net/10114/11615
ID情報
  • ISSN : 0441-2486
  • CiNii Articles ID : 120005672983
  • CiNii Books ID : AN00226157

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