2010年 - 2012年
高塩分含有水のオゾン処理機構の解明と技術開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
オゾンは水に溶解して対象物と反応する。その溶解の程度を示す気液分配係数の値は、塩化物イオン濃度が海水レベルである20g/Lを超えると低下することが明らかとなった。これは、高塩分含有水のオゾン処理において有機物の分解の律速となることも明らかとなった。また、廃棄物最終処分地浸出水中の1.4ジオキサンの除去にオゾンと過酸化水素併用処理が効果があることが明らかとなった。海水レベルの塩化物イオン含有水では、フジツボの幼生の不活化効果があることや大腸菌の消毒効果も大きいことが明らかとされた。
- ID情報
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- 課題番号 : 22560544
- 体系的課題番号 : JP22560544