共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年 - 2015年

低加圧二酸化炭素マイクロ・ナノバブルの微生物細胞への作用メカニズムの解析

文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(C))
  • 小林 史幸

課題番号
25450182
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
5,330,000円
(直接経費)
4,100,000円
(間接経費)
1,230,000円
資金種別
競争的資金

低加圧二酸化炭素マイクロ・ナノバブル(MNB-CO2)処理した酵母細胞内のATP量の測定:MNB-CO2処理後の生存酵母数を細胞内ATP量の測定により見積った結果はコロニーカウント法により測定した結果と同様の傾向を示した。MNB-CO2処理した酵母の細胞膜損傷の解析:MNB-CO2処理の酵母に対する殺菌効果は処理温度および滞留時間の増加に伴い高まり、死細胞を示すPropidium Iodideの蛍光強度は殺菌効果の上昇に伴い高まったことから、MNB-CO2処理による死細胞における細胞膜損傷が示唆された。しかしながら、生細胞を示すCalcein-AMの蛍光強度はMNB-CO2処理により殺菌効果が得られない条件においても低下し、殺菌効果との関係性は認められなかったことから、死滅していない酵母においてもMNB-CO2処理による細胞膜への影響が考えられる。MNB-CO2による酵母の殺菌における細胞内pHの影響:MNB-CO2処理前の酵母細胞内のpHは細胞外pHとほぼ同じ約5.4であった。殺菌効果が得られない5℃、1 MPaでMNB-CO2処理した酵母の細胞内pHは、細胞外pHが約3.4まで低下したものの約5.1であった。処理温度を35℃まで高めて酵母をMNB-CO2処理しても殺菌効果は得られなかったが、酵母の細胞内pHはMNB-CO2処理の滞留時間の増加に伴い低下し、5分後に約3.5まで低下した。また、処理温度を40℃、45℃および50℃まで高めてMNB-CO2処理した酵母の細胞内pHは殺菌効果に関わらず滞留時間1分後に約3.5まで低下し、5分後までほぼ一定であった。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/25450182.ja.html