論文

2009年2月

性別役割分業意識と家事分担およびソーシャル・サポートの利用性とストレスとの関連-X島に居住する育児期の母親の実態調査-

関西看護医療大学紀要
  • 上山 直美
  • ,
  • 岸川 亜矢
  • ,
  • 杉山 智春

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開始ページ
15
終了ページ
24
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
関西看護医療大学

育児の負担感の一因とされる性別役割分業意識と家事分担およびソーシャル・サポートの利用性と日常苛立ち事ストレスの関連を明らかにし、育児と仕事の両立(ワークライフバランス)や子育て支援の基礎資料とすることを目的として、西日本のA市、B市、C市の保育所に子どもを通わせている母親1,204名に質問紙調査を行った。日常苛立ち事ストレスに及ぼす影響が最も強かったのはソーシャル・サポートの利用性であり、多くのソーシャル・サポートを利用できると感じられる母親はそうでない母親よりもストレスを低く評価している傾向があった。次に影響が強かったのは性差観であり、性差観が高いほど日常苛立ち事ストレが高くなる傾向があった。影響が一番弱かったのは家事分担であり、家事分担が多いほど日常苛立ち事ストレスは高くなる傾向があった。以上の結果から、夫婦関係、家族関係、近隣と母親との対人関係の重要性や育児期の母親の育児と家事、職業との両立に対する理解や配慮、育児期の母親のソーシャル・ネットワークを広げるような支援の必要性が示唆された。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008801633