講演・口頭発表等

国内原子炉圧力容器鋼の照射脆化データの統計解析; 脆化への影響因子の評価

平成30年度材料照射研究会・ゼロエミッションエネルギー拠点研究会(ZE研究会)
  • 高見澤 悠
  • ,
  • 塙 悟史
  • ,
  • 西山 裕孝

開催年月日
2018年11月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
宇治
国・地域
日本

国内監視試験及び試験炉照射試験で得られた照射脆化に係るデータをBWR, PWR, 母材, 溶接金属など炉型や材料で区分し、中性子照射量, 照射速度, 材料化学成分(Cu, Ni, P, Si, Mn含有量)及びRTNDT初期値を入力変数として照射脆化との関係をノンパラメトリックベイズ(BNP)法を用いて評価した。広く使える情報量基準(WAIC)を用い、脆化量を最も良く予測できる入力変数の組合せを評価した結果、BWRで区分した場合では照射速度の影響が強く表れるのに対して、PWRで区分した場合では照射速度の影響は見られなかった。予測性が最も優れる場合の入力変数の数は、各区分において3から5となっており、データの不確かさに応じて最適な入力変数が選定できていることが示唆された。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5064155