2013年6月
福島第一原子力発電所事故に関する5つの事故調査報告書のレビューと技術的課題の分析; 事故の進展と原因に焦点を当てて
日本原子力学会和文論文誌
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- 巻
- 12
- 号
- 2
- 開始ページ
- 113
- 終了ページ
- 127
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3327/taesj.J12.036
- 出版者・発行元
- Atomic Energy Society of Japan
2011年3月11日に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故については、東京電力はもとより、政府,国会,民間有識者が独立した事故調査委員会を設置しそれぞれの立場から独自の視点で調査・分析を行い、報告書にまとめて公表している。また、原子力安全・保安院は、今後の安全性向上に資するために、「技術的知見」を導出することを目的に事故原因の分析を行い、その結果を報告書にまとめている。本稿では、今後の事故状況の調査や新たな規制制度の構築に役立つ情報として整理することを目的に、特に炉心損傷とその後の放射性物質の放出に至った1-3号機における事故の進展と原因に着目し、技術的な側面から、これら5つの報告書をレビューし、それぞれの調査結果における見解の相違等について分析、整理するとともに、これらの報告書において十分な議論がなされていない課題等を明らかにした。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3327/taesj.J12.036
- ISSN : 1347-2879
- CiNii Articles ID : 130003378649
- CiNii Books ID : AA11643165