論文

査読有り
2017年9月

FEMAXI-7を用いたSiC被覆事故耐性燃料の燃料ふるまい解析

Proceedings of 2017 Water Reactor Fuel Performance Meeting (WRFPM 2017) (USB Flash Drive)
  • 白数 訓子
  • ,
  • 齋藤 裕明
  • ,
  • 山下 真一郎
  • ,
  • 永瀬 文久

開始ページ
8
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別

シリコンカーバイド(SiC)は、その耐熱性、化学的安定性、照射安定性の高さより、事故耐性燃料の有力な候補物質となっている。SiCをジルカロイの替わりに被覆管材料として用いた場合の燃料挙動評価を行うために、軽水炉燃料ふるまい解析コードFEMAXI-7に、物性値や機能の追加などの改良を行った。整備したコードを用い、SiC被覆燃料のふるまい解析を、BWRステップ3(9$\times$9燃料(B型))を例にして行った。SiC被覆管は、照射により大きくスエリングし、熱伝導率が低下する。このことにより、被覆管-燃料ペレット間のギャップが広がり、燃料ペレット温度の上昇がみられた。また、ジルカロイ被覆管とは応力緩和のメカニズムが異なり、計算の高度化のためには、破断応力等のデータ取得、モデルの改良が必要であることが明らかになった。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5059645

エクスポート
BibTeX RIS