共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2024年3月

ファシズム期における日独伊のナショナリズムとインテリジェンスに関する人類学史

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
19H04363
体系的課題番号
JP19H04363
配分額
(総額)
15,990,000円
(直接経費)
12,300,000円
(間接経費)
3,690,000円

本年は、研究分担者の海外での調査を実施した。研究代表の中生は、20年2~3月にドイツ・チュービンゲン大学、スイス・ジュネーヴ民族誌博物館、オーストリア・ウィーン大学で現地研究者との意見交換、研究状況を調査した。飯田卓は、同時期、日本国内で神奈川大学常民文化研究所でアーカイブ調査、ジュネーヴ民族誌博物館で調査をおこなった。
山田仁史はドイツ・フランクフルト大学フロベニウス研究所で、フロベニウス、イェンゼンなど民族学者の遺品や関連資料を調査した。栗本英世は、オックスフォード大学のピット・リヴァース博物館で、エヴァンズ=プリチャードやリーンハートに文献調査を実施した。飯嶋秀治は、ベイトソン関係の書籍を購入し、20年3月にアメリカのNational ArchivesにてOSSファイルを調査した。江川純一は、19年10~11月にミュンヘンのバイエルン州立図書館とイタリアのサン・ジョヴァンニ・イン・ペルシチェート歴史文書館にて資料調査を実施した。臼杵陽は19年8月にイスラエルでナショナリズムと国民国家のあり方を調査した。池田光穂は、19年12月にアルゼンチン・ブエノスアイレスに滞在しユダヤ人移民支援組織ならびに戦争犯罪人移送ネットワークの聞き取り調査、および20年1月にエルサレム・ヤド・ヴァシェム博物館(ホコロースト記念館)で調査した。泉水英計は、20年2月にハワイン・ビショップ博物館でミクロネシア人類学共同調査の資料を集めた。
田中雅一は、本来インパール作戦の調査のため、インド北部へ調査に行く予定であったが、現地の治安悪化により渡航ができなくなったため、海外調査を延期し、文献整理を中心に研究を進めた。佐藤若菜は、フランスのリヨン織物装飾芸術博物館へ調査する予定であったが、コロナ禍の影響で渡航自粛勧告が出たため、調査を延期して、日本国内で鳥居龍蔵関係の文献研究を中心に行った。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19H04363
ID情報
  • 課題番号 : 19H04363
  • 体系的課題番号 : JP19H04363

この研究課題の成果一覧

講演・口頭発表等

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