2014年4月 - 2017年3月
動物学者と動物の科学民族誌:人類学者の参与観察と協働可能性
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
動物学者は研究の現場で動物にどのように接するのであろうか?それを明らかにするために、野外において動物学者の行動を観察するだけなく、どのような意識をもっているのか/どのように研究を遂行してきたのかについて(動物を除いた関係者に)インタビュー調査が必要となる。その結果、インタビューからの答えにより研究者の行動が完全に明らかになるのではなく、実際に現場で観察し、また先行研究を通して指摘されている事柄との検証を通して研究者集団の歴史的、文化的、社会的差異に研究者は気付いた。自然科学の定式化された枠組みは、それらの差異を少なくするが、同時に現場では行動の多様性が豊かにみられることが明らかになった。
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- 課題番号 : 26560137
- 体系的課題番号 : JP26560137